たまには雑記も書く。といってもtwitterのつぶやきをまとめなおしたメモなので、後日消してもろもろまとめた記事を書くかもしれない。

TSFを題材にしたツクール製のRPGを作っているユウさんの新作です。
twitterの会話からネタを拾ってきたということで、twitterのネタ投下も悪いものじゃないなと考えを改めました。
ユウさんのHPはこちら

異世界で女の子の身体を使い分けるRPG(いせおん)はアイテム収集を目的とした探索アクションRPGです。
若干のネタバレあります。
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いせおん、おそらくコンプ。ゲーム的なキャラクター配置が相変わらず素晴らしく、切り替えの不便さがまた絶妙。謎解き、収集の難度もほどよく、収集対象とレベルアップが直結しているシンプルな構造で非常に安定している感。無駄キャラもなくアクションゲームとしてもたつくこともない。すばらしい!
キャラクターは
・通常敵に唯一攻撃できるライア
・一部の敵にのみ効果を発揮するデイジー
・戦闘は全くできないが探索に必須のキャシー
・掛け値なしになんの能力もない主人公
の3+1キャラクターで構成される。

遠出できない三人が主人公を助けるため体を貸すというお話で、主人公は各所で肉体を三人のものに切り替えて進んでいく。
主人公自身には何の能力もないが、ダメージを食らうと主人公に戻ってしまうことがある。ペナルティ要員です。

ゲーム序盤~中盤~終盤で必要となるキャラクターが違うため、3キャラ全てがきちんと機能していてとても好印象。キャラクターを切り替えるためには各所に設置されたパワースポットを使うのだけど、キャシーで一度調べないと使用可能にならない縛りがある。
このゲームはプレイヤー有利というか、ペナルティがほとんどないので、自由に切り替えられると簡単すぎてしまう。はじめて入るダンジョンにライアで挑み、中を把握してからキャシーで進み直すというプロセスを踏むのだけど、探索感があって非常によかった。キャラクターにも個性があって、切り替えながら進むのが楽しい楽しい。

ゲームの主目的はアイテム(パワーストーン)の収集で、戦闘そのものはさほど重要ではない。
敵にはパワーが設定されていて、集めたパワーストーンの数で攻撃の成否が決まる。
パワーが足りていれば一撃で倒せるが、足りないと全く攻撃が効かないシステムで、アイテム収集すると自動的にレベルアップしていくため目的が明快。
一部デイジー以外には倒せない敵が存在したり、戦闘単体でみても単調になるのを防ぐ工夫があって飽きない。すごくいい。

ほかに「相談」コマンドが個人的に好き。
これは今いるマップについての雑感を三人娘が語ってくれるコマンドで、ゲームのヒントからただの雑談まで、ほとんど全てのマップに用意されている。すごい。
全ゲーム中で一箇所だけ、一度イベントを終えると二度と入れない場所があるので、長老はわざわざやり直してそこの「相談」をみました!

個人的なこと言うなら、シナリオが弱めだったことが気にかかった。たとえば墓地のゾンビや小鬼の巣の問題が解決されないまま終わってしまうことにやり残し感を覚えなくもない。でもまあ、些細な問題である
不満編。
おたからさがしや一本槍は「ストーリーなんておまけ」的な空気ではじまるのに、最後にはきちんと物語をまとめあげている印象があって、そこがすごく好きだった(今作ももちろん物語はちゃんとしているのだけど)
RPG(というかゲーム)は基本的に「問題が発生し」「それを解決する」という構造で、今作でいうなら「元の世界に帰れないから」「アイテムを集める」ということになると思う。
ところがこれが成立しているのは「元の世界に帰る」という大きな目的とすけべじじいのエピソードくらいで、ゾンビでうめつくされているから外に出れないし三回忌もできない、というミニバイオハザードな墓地や、ネコに占拠されてしまったせいで寝るところもない、という哀れを誘う小鬼たちを救う術がない。(ひょっとしたら見落としてるだけであるのかもしれないけど)
大きな問題というわけではないんだけど、全体的にクオリティが高くまとまった作品だけにそこが気になった。

パワーストーンを何個集めればクリアになるのかが曖昧だとか(うっかり集めきってからクリアしてしまった)、
もうちょい三人と主人公のからみがあってもよかったのかもしれないとか(とはいえ「相談」コマンドがそれをフォローする)、
ほかにも思うところはあるけれど、このへんは全部終わってから粗を探している感じに近いので大した問題ではない。

やってて面白かったっていうのが一番大事だよね。面白かった。演出が相変わらず凝ってるよなあ! ボリュームもほどよいし、ほんとよいフリゲ。ふおお~長老は満足じゃ
まあつまるところこういう話で、ほんとよいフリゲ。
ユウさんのゲームは演出力がすさまじくて、ツクールの可能性を見せつけられる。そもそも長老はツクール製のゲームをそんなにやらないし、ツクールで物凄いゲームを作っている人がいっぱいいることは承知だが、それにしたって、かつてツクールを触ったことのある身としては、ユウさんの演出に感動せずにはいられない。
冒頭の通学路のシーンでもう軽く感動できるよ。
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まとめ。
TSFに興味がなくても、ツクール製のゲームが好きっていうだけでやる価値のある良作だと思います。
すごく楽しめた!
あとキャシーが超かわいい。